トロール砦

トンネルズ&トロールズを中心に思い付きを書くブログ

食料

トンネルズ&トロールズ完全版における食料


今回はトンネルズ&トロールズでの食料についてです。
ブック1:基本ルールの59ページに食料についての記載があります。
この表を見ると、果物にパン、ボール一杯のスープやシチュー、卵ときて、酒類が続いた後は肉に魚に野菜と生の食材が載っています。
それぞれ1食分と書いてありますが、肉だけとか野菜だけとかそれだけ食べて1食なのか、1食の食事に含まれる一部の食材としての肉などなのか分かりません。
それにどう見ても冒険に出かける際に背負い袋に詰め込む食料ではなさそうです。
ドワーフだけは”ドワーフの洞穴苔の粥”さえあれば満足かもしれませんが・・・

他には、P58の「一般的な所持品」の表に「豪華な食料袋(基本的な1日分の保存食入り)」というものがあります。
15重量点なので重さは675g、2GPなので1GP=1,000円とすると2,000円ですね。
1日分の食費が2,000なら現実の我々の感覚でも納得のいく感じですね。
重量は妥当なのでしょうか?
今回の記事ではこの「1日分の食料」というものについて考えます。

5版には冒険用の食料があった

5版(社会思想社)には冒険用の食料がありました。
食料(一日分:食物、水、マッチ) 重さ(重量点)20点 価格(金貨)10枚
水と調理用のマッチまでついて10GP!
高すぎ・・・
sp=1ドル(約100円)を当てはめるなら1日分で1万円です。
5版と完全版の世界では物価が違うという問題もありますが(このことについてもいずれ考えてみたいテーマです。)、当時でも高すぎると話題になっていて「あれは特殊な加工をした食料なんだよ」みたいなことが何かに書いてあったと記憶しています。
トロールワールド商人にカモられている気がします。
そういえば、パソコンゲームのカザンの戦士たちも初期は食料が尽きてゲームオーバーになるゲームでしたね。
ちなみに私はクリアしていません。

他の版ではどうか?


ハイパートンネルズ&トロールズ(社会思想社)には、
保存食(一食) 銀5 3重量点
とあります。
これとは別に、
水袋(1リットル入り) 金1 2重量点
があるので保存食には水は含まれていないと思われます。
ちなみに、ハイパートンネルズ&トロールズでは1重量点=44グラムなので、保存食は132グラム、水袋は88グラムです。
水袋も水が入っていない空の重量ですね。
ハイパートンネルズ&トロールズでは1sp=100円なので保存食(1日分)は500円です。
今度は安い気がしますが、よく考えると132グラムはインスタント袋めん1.5個分ほどの重さしかありません。
マッチョな戦士も本当に1日それだけでもつのか?
それとも(1食分)とあるからこれを1日に3食摂るということでしょうか?

ハイパートンネルズ&トロールズ(角川文庫)も社会思想社版と同じ値です。

トンネルズ&トロールズ 第7版 では食料は基本ルールから省かれ付録の方へ移っています。
そこでは、ビール、エールと酒類がまずあり、リンゴ、キャベツ、カブ、エンドウ豆・・・と食材が並んでおり、1日分の食料としてまとまった物はありません。


ここで考えてしまいましたが、そもそもTRPGで食料ルールを厳密に採用しようとする人間などいないのでしょうか?
そういえば、どのリプレイを読んでもPCが持ち歩いている食料を食べるシーンは見たことが無い気がします。
しかし、ゲームブックのソーサリー4部作には食料を丸一日食べないと体力点を消耗するシーンがありましたね。
あのトラウマのせいか、食料を持たないで冒険に出るなど私には考えられないのです!
(単に食い意地が張っているだけかも・・・)




ではオリジナル食料(1日分)を考えよう

そもそも現実に人間が1日に必要とする食べ物とはどれくらいなのでしょうか?
それがネットで調べてもここで必要とするようなデータを得るの難しいのです。
健康維持のためか最低限死なないためかとか、男女差や体格や年齢によっても変わってきます。
またカロリー表示はよく2000kcalとか言われますが、食べ物の量にするとどれくらいなの?とかたんぱく質と炭水化物などの違いは?とかいろいろ疑問が出てきます。
最終的に選んだのはNASAのデータだそうですが、このようになります。
1日分 水  3077g
    食料 618g(脂質20%・タンパク質15%・炭水化物65%)
普段我々は1日に水分を直接3リットルも飲んでいないと思いますから、これには調理に使う水も含まれていると考えます。
これを参考にトンネルズ&トロールズ完全版のデータをチョイスして1日分の食料を作ってみます。
水1日分 水袋(容量1000ml)重量2(満タンなら40) 価格6sp ×3袋
10重量点=0.45kgとすると、ちょっと水の重量が合わない気がしますがこの世界の水は1リットル=1kgではないのでしょうか?そうだとすると今回の計算が全て成り立ちません。
やはり水は重いですね。
水は旅の途中で出来るだけ補給しながらというのが基本でしょうか?


食料についてはトンネルズ&トロールズ完全版には重量が定められていないので7版の表を利用することにします。
食料(1日分) 重さ14(630g) 1.5sp

(内訳)  
干し牛肉(1/5)     重さ 2(90g)  0.4sp
チーズ(1/5)      重さ 2(90g)  0.2sp
オート麦(8/30)    重さ 8(360g) 0.5sp
エンドウ豆(2/5)            重さ 2(90g)  0.4sp

いかがでしょうか?
ビタミンとか足りてなさそうですが、保存が効きそうな食材を選んでみました。
冒険の途中で狩りや採集をして新鮮な食材が手に入れば、それも加えると良いですね。
しかも安いです。(150円/1日)
7版だけ物価が安いような気がしていましたが、ここでもそうなりました。
ただ、重量の方はトンネルズ&トロールズ完全版ルールブックの「豪華な食料袋」15重量点とほぼ同じくらいになりました。
もしよければ、冒険に出かけられる際はあなたの背負い袋の中の荷物に加えてください。
なお、このままでは食べられませんので、鍋も持ち歩いて煮炊きし、お好きな調味料で味付けしてご賞味ください。
もしかして、結局”ドワーフの洞穴苔の粥”とあまり変わらない粥が出来上がるのでは・・・

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はじめまして、雲ヶ谷 正運と申します。
このブログではTRPGの中でも特にトンネルズ&トロールズを中心に私の好きなものについて書いていく場にしたいと思っています。

私はかつての社会思想社版のトンネルズ&トロールズが出版されたころには小学生だった世代です。
当時はまずファイティング・ファンタジーシリーズに代表されるゲーム・ブックの大ブームがあり、私もそれに魅了されました。
そして私はある時本屋でカザンの闘技場を見つけました。
本当はファイティング・ファンタジーシリーズのどれかを限られたお小遣いで買うはずだったのですが、私は筋骨隆々の戦士が沢山の財宝を抱えて立っているようなその表紙と闘技場というワードに惹かれ、それを購入しました。
そしてそれがすぐに一番お気に入りのゲーム・ブックとなりそのシリーズを次々と集めていくことになるのです。

今も旧版の本を全部所持していますし、ハイパーや7版関係もあります。
全く出版されなくなり、今後2度と日本でトンネルズ&トロールズが日の目を見ることは無いと思っていた時代も、何故か私は読めもしない海外のソロやシナリオを集めてはそれを眺めていました。
そして今、トンネルズ&トロールズは日本では2016年に完全版BOXが発売され、それからここまでかなりの点数のソロ・アドベンチャーやシナリオやサプリが発売され、まるで1980年代後半のかつてをしのぐ勢いです。
しかし、これだけ作品が世に出ているにもかかわらず、かつてあった熱心なファンのホームページやブログは今は失われたか、残っていても更新されていないような状況です。
そこを考えると本当に盛り上がっているのか心配になってきます。それとも本当に古参が昔を懐かしんでは、遊ぶことも無いのに買い集めるだけのアイテムになっているのでしょうか?

私はずっと他の方が作り上げたものを見るだけの側でしたが、少しでも盛り上げる役に立てばと、このブログを立ち上げることと致しました。
どこまで続けられるか分かりませんが、よろしくお願いいたします。
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