G1
密林を奥へと進んでいくと、小屋が建っていた。
木の板で屋根を葺き、石で押さえてある粗末な小屋だ。
小屋の前は薬草畑になっていて、老婆がそこで野良仕事をしている。
熱帯であるにもかかわらず、老婆は赤いローブを来ていて、派手な色のオウムを肩に乗せている。
呪術師のような雰囲気がある。
この老婆に礼儀正しく挨拶するなら、G2へ。
この老婆に襲いかかるなら、G3へ。
この老婆や小屋に近づかず、避けていくなら、G4へ。
G2
君とアリオン王子は密林から姿を表し、礼儀正しく挨拶した。
「おやおや、ここに客が来るなんて、いつぶりだろうね。」
老婆は君たちに休んでいくよう、小屋の中に誘う。
小屋の中には、不思議な文様の壁掛けや、奇妙な人形など様々な呪術の道具があるが、綺麗に整頓されていて居心地がよい。
老婆が出してくれた薬草茶を飲むと、君たちの耐久度が完全に回復する。
すっかり、老婆を信用した君たちは、これまでの事情を話した。
「なるほどねえ。あたしはマティア。生命の女神ゴロー様にお仕えする巫女じゃ。
死の女神を自称するレロトラーに女神ゴロー様の寺院は破壊され、生き残った巫女たちもあたしのように人目に付かない場所で散り散りになってかろうじて信仰を守っておる。
レロトラーは自身の対極の力を持つ女神ゴロー様を恐れておる。
レロトラーの亡者の魔法も生命の女神ゴロー様のお力で祓うことが出来るであろう。
この島の真ん中に女神ゴロー様の聖地の一つ、”生命の泉”がある。
その泉の水を飲んだものは女神ゴロー様の霊力を授かり、邪悪なレロトラーの魔力を打ち破るであろう。
じゃが気を付けなされ、聖なる泉には番人がついておる。その番人が認めた者だけが”生命の泉”の水を飲むことが許されるのじゃ。
君たちはマティアに礼を言うと、島の中央の”聖なる泉”を目指して出発する。
島の中央へ行くには小道を辿っていく方法と、真直ぐ教えられた方向へ密林を進んでいく方法の二通りがある。
小道を進んでいくなら、H1へ。
密林を突っ切っていくなら、I1へ。
G3
老婆の肩にいたオウムがくるりと振り向くと、「クゥエェェェェェェー!!!」と超音波の鳴き声を発した。
それを正面から受けた君たちは吹き飛んで樹の幹に衝突し、全身の骨が粉々に砕けた。
END
G4
君たちは密林を進んでいく。どうやら、道に迷ってしまったようだ。
知性度か幸運度のどちらか得意な方で基本レベルのセービング・ロールをすること。
失敗なら、足りなかった分だけ耐久度を減らして、もう一度セービング・ロールをすること。
成功したなら、先ほどの老婆の小屋がある場所に戻る。G1へ。
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