D1
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地下道が二つに分かれている。
本道は左の方へカーブして伸びているが、ここで右手側の壁が崩れて裂けめが出来ている。
どちらも先は暗くてよく見えない。
「よし、地下道のことならドワーフにまかせろ。」
ヴェイグルは鼻をクンクンさせて空気のにおいを嗅いでいる。
「うーん。どちらからも死のにおいがプンプンするわい。どっちも悪い予感しかしないのう。」
あまりあてにならないようだ。
ここは君が決断すべきだ。
右の裂け目を進むならD3へ進め。
左の本道を進むならD6へ進め。



D2
おバカなサルの苦い薬
君たちはスケルトンをバラバラにした。
もう動くものは残っていない。
「これはなんだ。」
ヴェイグルは骨の残骸の中に何かを見つけた。
小さなガラスの瓶だ。
ラベルには「おバカなサルの苦い薬」と書いてある
瓶の中身は5服分ある。
1服当たり耐久度を1点回復でき、その価値は40GPだ。
重さはほぼ無いが、瓶が1重量点ある。
「おまえの背負い袋に入れておいてくれ。」
ヴェイグルは君に小瓶を渡した。
君たちは地下道の奥を目指す。
D5へ進め。



D3
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裂け目を進むうちに急な傾斜の斜面に行き当たった。
この斜面を登ればまだ奥に進めそうだ。
手足の短いドワーフはこういう箇所を苦手としているので、君は彼を先に登らせ後ろから押し上げてやることにする。
「まて、ゆっくりだぞ。わしがいいというまで押すなよ。」
ヴェイグルは注文がうるさい。
なんとかヴェイグルが頂上まで届こうとしたその時、ヴェイグルが足をかけた岩が崩れた。
それをきっかけに周りの土砂も大きく崩れ出し君は巻き込まれそうになる。
君の器用度で自身のレベルでセービング・ロールをすること。
成功なら、君は素早く飛びのいて土砂崩れに巻き込まれることを逃れた。
失敗なら、土砂に巻き込まれながら下まで滑り落ち体のあちらこちらにけがを負う。
セービング・ロールに足りなかった目の分だけ耐久度を減らすこと。
ヴェイグルはてっぺんの岩にしがみ付いて無事だった。
それから君もなんとか斜面を登りさらに奥へと進む。
D5へ進め。



D4

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スケルトンと1対1なら苦戦しないが多勢に無勢では分が悪い。
だんだん防戦一方になってきた。
それにスケルトンたちは疲れ知らずだが、君たちはそうではない。
やがて君たちは狭い壁に追いやられ囲まれてしまった。
そしてスケルトンたちが一斉に槍を突き出す・・・。
君は敗れた、冒険はここで終わる。
ブラウザの履歴を消去して再挑戦すること!

END



D5
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地下道は広い部屋にたどり着いて終わった。
塵や腐食物が厚く堆積している。
壁はかつては白く塗られ、彩色鮮やかな絵で王の偉業を表現していたのだろうとかろうじて分かるが、
今ではもう黴に侵食され色も褪せてしまい茶色い影のような模様があるだけだ。
そして中央に巨大な石棺がある。
「あれが王の石棺だな。おい、そっちにいって蓋を持て。せーので開けるぞ。」
ヴェイグルの指示のもと2人がかりで石棺の蓋を押した。
ゴトン!
石の蓋は棺の横へ滑り落ち、埃が宙を舞う。
君たちは思わず鼻と口を手で押さえた。
埃が収まると棺の中が見えてきた。
中には布で全身を包まれた遺骸が横たわっている。
その頭には金の王冠、胸には巨大なエメラルドがついた首飾り、そして宝石が幾つも付いた金の王笏を手にしている。
「あったぞ、すごいお宝だ!」
ヴェイグルが手を伸ばした時、遺骸が起き上がった。
「ワシノシンジョヲアラストハフトドキナヌスビトメ!
オウノサバキヲウケルガヨイワ!」
そのミイラは古代王朝語で何かを言いながら、王笏を振りまわし棺から外へ出る。
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立ち上がると身の丈は10フィート(約3m)もある。
目が赤く光り怒りに燃えているのが感じられる。
君たちをとらえそこなった王笏が石棺に当たり、一撃で粉々にして破片をまき散らした。
君たちはこの王のミイラと戦わなければならない。
王のミイラのMRは80で王笏は6d6の武器となる。
君が火をつけたたいまつを手にしているなら、それはミイラに対して4d6の片手武器となる。
また、それでミイラにダメージ(悪意ダメージでもよい)を与えた次のターンにはミイラは全身に火が回って滅んでしまう。
《炎の嵐》の呪文が使えるなら同じ効果がある。
今からたいまつを準備するなら、1戦闘ターンの間ヴェイグルに一人でミイラを相手にしてもらうしかない。
君たちが倒れたなら、冒険はここで終わる。ブラウザを閉じよ。
君たちがミイラを倒したならD7へ進め。



D6
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地下道の壁に沿って人間の白骨死体が何体も整列している。
腐食して劣化しているもののそれぞれが甲冑を着て槍で武装している。
ヴェイグルは手振りで止まれと合図する。
「これは・・・、アレだな。」
君もうなずいて武器に手を伸ばす。
それと同時に何体かの人骨が動き出した。
やはりそうだ。これはスケルトンだ!
何体のスケルトンが動き出したか1d6で決定すること。
スケルトン一体はMR20で5点の防御点をもつ。
幸いなことにこの地下道は狭いので1度に2体までしか相手にしなくていい。
スケルトンに命はないが、MRが0になると塵になって散ってしまう。
さあ、戦うこと。
戦いに勝ったらD2へ進め。
負けてしまったらD4へ進め。



D7
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王のミイラは倒れ灰になって消えた。
ついに君たちは古代王朝の財宝を手に入れることが出来た!
君たちは戦利品を吟味する。
金の王冠は50重量点だが、その価値は1000GPだ。
巨大なエメラルドが付いた首飾りは10重量点で2500GPの価値がある。
王笏は300重量点、必要体力度30、必要器用度10、6d6の武器であり、その価値は3000GPだ。
それぞれ君たちが身に着けるには大きすぎるし重すぎるが王のミイラがトロール並の巨体であったことを思い出してもらいたい。
ともかく、財宝を得た君たちはここを抜け出し、今日は根城の酒場で乾杯だ!
君はこの冒険を生き延びて成就したことで冒険点500点を得た。
おめでとう!