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トロールの館へようこそ。
オマエもトロールにしてやろうかぁぁぁぁぁ!!!

失礼しました。 
トンネルズ&トロールズのファンは自分たちのことをトロールと呼びます。
そして、T&T完全版のトロールは元々は岩石の体でしたが、ハート・ストーンというものを持っていて、それが壊れない限りは復活できます。
そのハート・ストーンが生身の肉体を持った人間などと融合すると肉の体のトロールに変化します。
今回はこの記事を読んでいるあなたをトロールに変えるべく、無料で遊ぶことが出来るソロ・アドベンチャーやGMアドベンチャーを紹介していこうと思います。
きっと、あなたをトロールに変えるハート・ストーンが見つかるでしょう!

Huge Discounts on your Favorite RPGs @ DriveThruRPG.com

日本語で遊べるもの

最初は、日本語で遊べるものから行きましょう。日本語で遊べるもので、無料公開しているものは少ないですが、初心者の方は日本語で読める方がいいですよね。

FT新聞
FT書房が毎日TRPGなどに関する様々な話題の記事を送ってくれます。
登録しなければメールは来ませんが、無料です。
また、FT新聞保管庫はどなたでも閲覧可能ですが、2週間前までの記事しか読めません。
これまで、何作ものT&Tソロ・アドベンチャーが公開されました。
これからも期待しています。

Analog Game Studies
上記FT新聞に掲載された作品のうち、GMアドベンチャー2作品がアーカイブされ、常時閲覧できます。その他にも面白記事が満載です。
 青龍奇縁 岡和田晃/アダジョ両氏のソロ・アドベンチャーです。
 運命の森で待つ試練 岡和田晃/英真弥両氏のGMアドベンチャーです。

たまねぎ須永の部屋〈うつつまぼろし〉
ウォーロックマガジンやGMウォーロックでソロ・アドベンチャーやGMアドベンチャーを発表している、たまねぎ須永先生のサイトです。
「TRPG蛇行進!」→「ゲームデータ」→「シナリオ50」と進みます。
「裂けた礎」(HTT用シナリオ)「スペースゴブリンの襲来」(HTT用シナリオ)があります。

・二重飛竜紋の別荘
5ちゃんねるのトンネルズ&トロールズを語るスレのちょっと古めのものにリンクがあります。
この作品は作者不明ですが、私は高く評価しています。
半オークのググラシュは飄々として、シックスパックやイグニスなどT&Tの冒険の相棒を彷彿とさせますし、ダンジョンはやや冗長な感じはあるものの、とても面白いです。背景のストーリーもとても良く出来ています。
この方の作品をもっと見たいものです。

トロール砦
手前味噌ですみません。よく考えたら、私もやっていました。

この4つを日本での無料T&Tの五虎大将軍と呼びます。
(注:以前は四天王でしたが、1つ増えたので変えました。)
ゴメンナサイ。今思い付きで嘘つきました。
ビックネームのサイト3つと謎の奇才が残した作品と私...。
「ククク、しょせん奴は五虎大将軍の中でも最弱。五虎大将軍の面汚しめ!」とか言われそう...。


(2022.6.26追記)
マコトさんのブログ、TRPGBOXにて、スペースT&T・ソロアドベンチャー「誘拐(アブダクション)」が公開されました。

これにより、日本国内での作品公開者が6名となりました。
6名と言えば、呼び名はあれしかありませんね。
この6名を無料T&Tの上弦の鬼(トロール)と呼ぶことにします。
マコトさんは今回新参ですが、素晴らしい作品を作られたので敬意をもって、上弦の伍になってもらいましょう。
あれ?じゃあやっぱり私が一番最下位?


(2022.7.10追記)
pumimin先生のサイト、pumimin on tableにて、T&Tビギナーズバンドルで作成したキャラクター用のミニシナリオ『BIGIN T&T』が公開されました。

日本勢が7名になったので、T&Tの戦国七雄と呼ぶことにしましょう。
今回加わったpumimin先生の正体はTRPG界のあのビッグネーム!
秘密にしている訳ではないと思いますので、知らない方は自分で調べましょう。
つまり、私、雲ヶ谷正運がメンバー中一番の若輩者という定位置は今回も変わらずということです。トホホ...。

Zombies! - Available Now @ DriveThruRPG.com

海外の無料T&T

ここからが、本題です。
T&Tの本国アメリカやイギリス、フランスなど、T&Tファンがいる国は世界中にあります。
当然それらの国の言葉で書かれた作品が数多く存在します。
慣れていない方は海外作品を敬遠したいと思うかもしれませんが、昨今、機械翻訳の精度も向上し気軽に読むことが出来る環境が整って来ました。
かく言う私も英語は話せませんが、DeepL等を利用して海外作品を楽しんでいます。

まずは、DrivethruRPG.comで手に入るものから始めます。DrivethruRPG.comを利用するにはアカウントを取得する必要があります。数多くのTRPG作品を扱っており、T&Tも作品もあります。

Castle Ironwood
Michael Haensel氏作のソロ・アドベンチャーです。

Bats in Dabelfry!
Jason Mills氏作のGMアドベンチャーです。

Deep Where the Liche-Lord Lies - Descent into Horror (Taster Edition Lvl 1)
日本でも「コッロールの恐怖」などでおなじみのアンディ・R・ホームズ氏作のGMアドベンチャーです。ダンジョンへの導入と第1層のみですが、かなりの部屋数のマップです。

Keep of Count Habbish
Douglas Mitten氏作のGMアドベンチャーです。

Legends of Ogul-Duhr I: Halls of the Gorgon
アンディ・R・ホームズ氏作のソロ・アドベンチャーです。ドワーフの黄金を求めて危険な洞窟に挑みます。

Legends of Ogul-Duhr II: The Hidden Halls
上記作品の続編。オグル・デュアの洞窟の下にはさらなる洞窟が広がっていた。

Mini reglas para Tunnels & Trolls
スペインのヒルコア社発行のミニルール。ソロアドベンチャー「氷域圏」とGMアドベンチャー「トロールをつかまえろ」を含んでいます。
しかし、どちらも日本語訳された作品なので、日本からの需要は薄いか?

Oops
Thomas H Pugh氏作のGMアドベンチャーです。
ワープロ形式のデータなので、そのまま機械翻訳にかけられます。

Soul Survivor
Sid Orpin氏作のソロ・アドベンチャーです。

Stone Dragon Solstice
Jason Mills氏作のGMアドベンチャーです。

The Goblin Cave
Eamon Kennedy氏作のソロ・アドベンチャーです。

The House of Wish and Wonder
Mark Thornton氏作のGMアドベンチャーです。

The Longest Night
Mark Thornton氏作のソロ・アドベンチャーです。

The Temple of Issoth
Dan Hembree氏作のソロ・アドベンチャーです。
パラグラフ数が78あり、無料でいいの?と思うほど挿絵なども含めて豪華です。
作者のT&T愛のなせる業でしょうか。
暗黒の神へのいけにえとして連れ去られた農民の息子を救出する冒険です。

Trik or Treat
Mark Thornton氏作のソロ・アドベンチャーです。
ハロウィンにむけて書かれたもののようです。
それにしても、Mark Thorntonさん大活躍ですね。

Tunnels & Trolls Free Rulebook
ミニルールです。ソロ・アドベンチャー「〈ゴブリン湖〉の冒険」が付属しています。

Wildebeast Plains - Man vs Wild
これもMark Thornton氏作のソロ・アドベンチャーです。
Mark Thorntonさん無双の様相を呈してきました。

Zyrian Atrocities
これもMark Thornton氏作のソロ・アドベンチャーです。
現代?を舞台にした戦争ものの作品?

Old School RPGs - Available Now @ DriveThruRPG.com

ここからは、DrivethruRPG.comを離れてネットのあちこちに散らばる作品をピックアップしていきます。
まずは、Trollamancerというサイトに無料ソロの紹介ページがありますので、そこから。
もう今ではリンク切れしているものが多いですが、残っているものを幾つか。

The Old Dwarf Mine
Roy Cram氏とケン・St・アンドレ氏によるソロ・アドベンチャー。
オンラインでブラウザ上で遊べます。
トロール砦と同じ方式ですね。
というか、こちらの方がずっと先か。

Queen Scorpions and Lady Nymphs
Tori Berquist氏作のソロ・アドベンチャーです。
オンラインで遊ぶ方式です。

Secrets of Saxon #1: The Blood War of Saxon
Tom Grimshaw氏作のソロ・アドベンチャーです。
オンラインでは遊べますが、DL版はリンク切れのようです。

Secrets of Saxon #2: Dark Rising
同じくTom Grimshaw氏作のソロ・アドベンチャーです。
続編のようですね。

The Sunk of Tarsus
Tori Bergquist氏作のソロ・アドベンチャーです。
先に紹介した「Queen Scorpions and Lady Nymphs」と同じサイト上で公開しています。

Tori Bergquist氏のサイトXibalba - The House of NightThe Tunnels & Trolls ArchiveでT&Tに関する資料がいくつも公開されていますが、もう1つワープロデータ形式でソロ・アドベンチャーがありました。

The Bullow Lands revised and corrected edition!
Tori Bergquist氏作のソロ・アドベンチャーです。
(データに直リンクはいかがなものかと思うので、上記サイトからたどって下さい。)

Superheroes - Available Now @ DriveThruRPG.com

ここからはVin's T&T TrollBridgeの無料ソロアドに関する書き込みを頼りに探します。
今までの物と重なっているものも多いです。

THE MURREN MOORS
Heinomynous氏作のソロアドベンチャーです。
オンライン形式です。

Tomb of the Toad
Duck Soup
The Challenge of the King.
The Harvest of Souls, or The Town That Dreaded Sundown
The Tower in the Marsh
いずれもCharlie Flemming氏作のソロ・アドベンチャーです。

FAIRYLAND
Adrift on the Ocean
再び登場のMark Thornton氏作のソロ・アドベンチャーです。

Dark Deeds and Cabbages
James Fallows氏作のソロ・アドベンチャーです。

JJB's TnT5e GAPより
Dark Side of the Desert
Patrick Witmers氏作のソロ・アドベンチャーです。

Best Selling RPGs - Available Now @ DriveThruRPG.com

イタリアのサイトChimerae Hobby GroupにはT&Tのソロ・アドベンチャーやGMアドベンチャーがあります。
もちろんイタリア語ですが、機械翻訳なら何語でも同じですよね?

Il Baratro dei Goblin
アンディ・R・ホームズ氏のGMアドベンチャーのイタリア語版。
たぶん、「ゴブリン岩の迷宮」だと思います。
日本で7版が出た頃のロール&ロールに載っていたやつですね。

Le Avventure di Killon il Grande
Jonathan Schinhofen氏作のGMアドベンチャーです。

Il Castello del Male
La Torre nel Lago
La Casa sulla Collina del Natale
Entrate nel Natale!
Il Richiamo di Jack della Lanterna
・Il Calendario dell'Avvent-ura
・Fare fortuna in cinque minuti
・I Tredici Fantasmi
全部、アンディ・R・ホームズ氏作のGMアドベンチャーです。

L'Esilio di Ghiaccio
Inviate l'esercito
ここでも活躍していました。Mark Thornton氏作のGMアドベンチャーです。

La Collina delle Ombre
Andrea Canobbio氏作のソロ・アドベンチャーです。

Fuga da Khosht
Andrew Greene氏作のソロ・アドベンチャーです。

La Regina degli Scorpioni
La fossa di Tarsus
Tori Bergquist氏作のソロ・アドベンチャーです。

Mini Avventure in Solitario Vol. 1
Mini Avventure in Solitario Vol. 2
Mini Avventure in Solitario Vol. 3
ミニ・ソロアド集です。

DriveThruRPG.com

Realms of Chirakより
The Temple of the Whispering Dark
Tales from the Watchers of the Sullen Vigil
Doctor Futurity氏作のGMアドベンチャーです。

The Sunk of Tarsus (先に紹介した、The Sunk of Tarsusと同じ作品のようです。おそらく、作者は同一人物?)
The Gathering of Wizards Revised
Aberdan's Folly
The Bullow Lands(これも先に紹介した同名の作品と同じもののようです。)
Doctor Futurity氏作のソロ・アドベンチャーです。

Trollish Delverより
Piss up in a brewery
The Purple Hashish House
Scott Malthouse氏作のGMアドベンチャーです。

Come, Come Into my Coven
The Mine of the Wretch King
The Creeper in the Temple
Shadow of the Wytch
Scott Malthouse氏作のソロ・アドベンチャーです。

Hobb Sized Adventuresより
Oasis of Dust
Daa’argararath’s Dungeon of Deathtrap Doorways!
The Duchy of the Drakes
Tomb of the Unexpected
Being The Chapter Where The Hero Saves The Princess
The Night That Brought Evil, or Party or Die!
Black Friday
Charlie Flemming氏作のソロ・アドベンチャーです。

今思いつくのはこれくらいです。
まだ他にもあるかもしれません。
他にも見つけたら、この記事を拡充するかもしれません。
私の知らない物を教えていただけたら、喜びます。
海賊版やグレーな物は選ばなかったつもりです。
また、過去のサイトを保存しているWayback Machineを利用するならリンク切れの物も見ることが出来るかもしれませんが、サイトの持ち主が運営を止めていることの意味を考慮して、今回はそこまで追いかけませんでした。
これだけでもかなり遊べると思います。

それでは、良い冒険を!

(2021.9.30追記)
コメント欄で迷宮探検家ジャラルさんに教えていただいた情報を追記します。
[mixi]【T&T】シナリオ公開 - TRPG シナリオ公開 | mixiコミュニティ
で、ドワさんという方のシナリオが複数公開されています。
少し読んでみましたが、シナリオ作りに習熟した腕前をお持ちの方ですね。
2005年頃に公開されているので、ルールは7版でしょうか。
日本語シナリオなのですぐに遊べます。
ジャラルさんありがとうございます。

(2022.6.6追記)
Ferverax and the Valley of Gleam
というシナリオが公開されました。
作者はAndrew Walter氏です。
ダウンロードの際に、今後の活躍の期待を込めて寄付をすることもできます。

philome.laより、ブラウザ形式のソロアドベンチャーThe Tower of Sarbardemm Ess v2が遊べます。
作者はthermalsatsuma氏です。
自キャラの能力や敵の強さは表示されずに自動で処理されるので、普通のソロ・アドベンチャーとは違った運用になりますが、スマホなどで手軽に遊ぶには便利です。

(2022.6.16追記)
The Prince of Cupsより
シナリオ
Huckleberries and Tentacles for Tunnels and Trolls v1
ソロ・アドベンチャー
Down in the Sewer for Tunnels and Trolls v1.1
がダウンロードできます。
作者はJohn F. Sasso氏です。
このサイトにはダンジョンジェネレータがあり、Tunnels&Trollsを選択することができます。
他にもハウスルールやアイテムリストなどが入手できます。

コボルドのRPGデザイン
ウォルフガング・バウアー&チーム・デザインオールスターズ
新紀元社
2021-04-07