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幻だ何だと言いながら、少しずつ増えていくのがメタルフィギュアです。
皆さんも心当たりはありませんか?
メタルフィギュアというものは油断すると増殖して、あっという間にあなたの生活スペースを占拠してしまいます。くれぐれも気を付けましょうね。

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今回入手したのはこちら。
アイゼンワークのカッサマックスのフィギュアです。

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今回はパッケージ未開封の品を入手することができました。
したがって、メタルフィギュアの状態はかなり良いのではないでしょうか。
パッケージに書かれた情報も楽しみです。
まず、実物を見た第一印象は思っていたより大きいという事でした。
スケールを当てた写真を出します。

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台座と本体だけでおよそ50mmです。翼も付けると70mmくらいになるのではないでしょうか?
以前の記事で私が3Dデータから作ったカッサマックスのフィギュアと並べてみましょう。

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この2つのミニチュアはおそらく同じイラストを基に製作していますので、ポーズも似ていますね。
3Dモデル制作時はネットで入手したメタルフィギュアの写真も大いに参考にしていました。
角度を変えた写真を何枚か貼ります。

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台座を下から見たものです。台座の内部は肉抜きして空洞になっています。

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向かって左から見た写真です。
平たいパッケージにするためか、台座は前後に分割されています。
それでも2つを合わせても立方体にはならないですね。
やや厚さが足りないです。

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向かって右から見た写真です。
パッケージの外部から見た範囲では、刻印が確認できませんでした。
もしかしたら、台座の内部などに刻印があるのかもしれませんが、今のところパッケージを開けるつもりはないので、謎のままとしておきます。

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私以外の誰が興味あるねん!と思いますが、一応パッケージの裏側の写真も貼っておきます。
このように何もありません。

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以前の記事でご紹介しましたが、Vince Porter氏がメタルフィギュアについての素晴らしい研究書を著しており、その中にこのカッサマックスのメタルフィギュアについても記載があります。
少し紹介しましょう。
『The un-famous ‘Tunnels & Trolls’ miniatures  by John McEwan and Eisenwerk 』には以下のように書かれています。
アイゼンヴェルクのミニチュアは、バーバラ・ヴォーナーによって造形された。バーバラはアイゼンワークのオリジナルフィギュアのほとんどを造形していた。
たしかにパッケージにも「by Barbara Woerner」と書いてあります。
その他にもこんな記載がありました。
アイゼンワークのブリスターは2種類あったようだ。
アイゼンワークのブリスター・パッケージは2種類あって、今回入手したものは後期型らしいです。
ネットで検索して写真が出てくるのはほぼ後期型ですね。

今回入手したパッケージの値札シールの下に、赤いスタンプで「4・・・」と押してあるのが見えますが、その謎もビンスさんの本が解き明かしてくれました。

Tunnels-Trolls26ページ
(The un-famous ‘Tunnels & Trolls’ miniatures  by John McEwan and Eisenwerk より)

上表の一番上の「Giant Gargoyle」(ジャイアント・ガーゴイル)と書かれているのが、カッサマックスのミニチュアです。
したがって、値札の下の見えない番号は「4401」ですね。値札も4.95ドルで合っています。

最後にビンスさんのもう一つの著作『Eisenwerk  A company coming out of the mists of time』にカッサマックスを組み立てて塗装した写真があるのでご紹介しましょう。

Eisenwerk-final80ページ

(Eisenwerk  A company coming out of the mists of timeより)

素晴らしいですね!やはりメタルフィギュアは組み立てて塗装してナンボですね。
パッケージを開けるべきか迷うなあ。

良い冒険を!