T&T_Solo_Design_Guidelines_HOW_TO_WRITE_A_SOLO
T&T Solo Design Guidelines or HOW TO WRITE A SOLO  ADVENTURESを読みました。
需要がどれくらいあるのかよく分からない本ですが、ソロ・アドベンチャーを書こうという人にはぜひ読んでほしいおすすめの本です。

最初はフライング・バッファロー社の創業者であり社長を務めたリック・ルーミス氏が亡くなったためにオフィスの整理をする話から始まります。
そこでもう失われたと思われていた古いガイドラインなどを発見し、それに最近の新しい話題も加えて作られたのが本書だそうです。

内容は題名の通りソロ・アドベンチャーの書き方がメインです。
それがじつに良くまとめられています。
T&Tのソロ・アドベンチャーといえば、ファイティング・ファンタジー等のゲームブックと比べるとバランス調整が大雑把でワイルドな作りになっていると思っていましたが、野蛮人なのは私のほうでした。
パラグラフのつなぎ方やバラケさせるやり方、やってはいけない構成など詳細に説明してくれます。
そして、T&Tソロ・アドベンチャーの伝家の宝刀マジック・マトリックスの作り方も書いてあります!

私がこのブログに載せているソロアドは最初から思いつくままにダラダラと書き進めていっていたのですが、大変勉強になりました。

あとはこれまでのソロ・アドベンチャーに出てきた魔法の品のリストとかも載っています。

ソロ・アドベンチャーのサンプルとして「金の粉と赤き死」が付いていますが、これはアドベンチャー・コンペンディウムで邦訳されたので、頑張って英語で読まなくてもという感じですね。

フライング・バッファロー社はソロ・アドベンチャーの書き手を求めているそうで、応募する場合の原稿の書き方なんかも詳しく書いています。

この本の一番最後には自己出版したい場合のフライング・バッファロー社とのライセンス契約書の見本も付いています。

余談ですが、私はGoogle翻訳でこれを読んでいるのですが、こういう契約書みたいなものはGoogle翻訳は実にうまく訳します。TRPGを訳す場合もこれくらい上手になってほしいものです。

以上、T&T Solo Design Guidelines or HOW TO WRITE A SOLO  ADVENTURESの紹介でした。