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 3Dプリンターでミニチュアを作っているとツイートしたところ、多くの方からいいねを頂いたので、もう少し詳しくご紹介したいと思います。



3Dプリンター
まずは私が使っている3Dプリンターを紹介します。


市販されている3Dプリンターの中でも、最も安価な部類になります。
私は¥13,000くらいで購入しました。
タイミング次第では、1万円を切る価格で手に入った人もいるようです。
この機種を選んだ理由は、もちろん価格の安さもありますが、コンパクトで置き場と持ち運びに困らないことが大きいです。
また、YouTubeで複数の方が紹介動画を上げているので、どんな製品なのか理解しやすかったというのもあります。
小さい機種ですので、10cm×10cm×10cmまでの大きさの物しか作れません。
主にTRPG用のミニチュアを作るのが目的ですので、私はそれで構わないと思っていますが、ヒュージ・サイズやガーガンチュアン・サイズのモンスターを作るのは無理ですね。

しまった!
T&T一筋を自称する私が、ガーガンチュアンとか言うなんて、まるでD&D勢みたいじゃないですか!
このことは青カブトムシ神のミニチュアに懺悔して反省したいと思います。

3Dモデルのデータ
STLという形式の3Dモデルデータが必要です。
私は3Dモデルを自作する技術がありません。
そこで、ネット上に公開されているデータを利用させて頂いています。
Miguel Zavala氏というクリエイターの方が無料で公開されているここを利用させてもらっています。
素晴らしい3Dモデルです。ありがたいことです。
D&Dの大ファンの方だそうです。
先ほどはD&Dを敵視してしまい、誠に申し訳ありませんでした。
TRPG好きに敵も味方もありません。皆仲間です。
この際だから白状しますが、私も新和版を結構集めています。
D&D最高!!

作成してみる
さて、ここからは実際に作ってみます。
私のやり方がベストとは限りませんが、私のやり方をご紹介いたします。
3Dプリンターに付属のEasyWareというスライサーソフトを使用します。
スライサーソフトとは3Dプリンターで出力するための準備をするソフトだと思ってください。
正直、私もよく分かっていません。
ソフトを起動するとこんな画面です。
1
左上の丸い操作版の上のファイルっぽいボタンを押して、パソコンに保存してあるSTLデータを選びます。
今回はこの魔術師キャラを作りたいと思います。
次に中国語だからよく分かりませんが、一鍵打印っぽい字が書いてあるボタンを押します。
2
そうすると、このようなパネルが開きます。
何となく、高速と標準と最も慎重?だと感じ取れますね。
今回は細かいミニチュアを作るので、最も慎重?一択です。
3
そうすると、ソフトが3Dモデルを分析して制作用モデルを作成します。
青い所がミニチュア本体で、赤い所が制作するためのサポート材です。
3Dプリンターは下から順番に輪切り状に各層を作っていきますから、突然何もない空中に何かを作ることは出来ません。
ですから、空中に浮いている箇所の下にはサポート材が必要になります。
サポート材は完成後に切り取ることが出来ます。
今回の魔術師はこのままでも作ることが出来そうですが、杖の下が空いていて、ちょっと不安です。
ここにもサポート材があった方がいいかもしれません。
4
そこで、一鍵打印ではなくて、自定又打印っぽいボタンを押します。
先ほどは自動で色々調整してくれたのに対して、こちらは手動での調整になります。
どうして最初からこちらを使わないのかというと、各パラメータを調整するのはややこしいからです。
それで最も慎重?モードにしてから、手動で微調整をするという流れで行っています。
支掌角度(°)?の項目60を変えます。
0にした時にもっともサポート材が多くなります。
ちなみにマイナスの値を入れると、何も作らなくなります。
今回は0にします。
升始切片?のボタンを押すと再びモデルの分析が始まります。
5
サポート材が増えました。
ここで一つ注意して欲しいのは、何でもサポート材が多ければ良いというわけでは無いという事です。
サポート材が多いと材料を多く消費します。
また、出来上がりが汚くなる傾向があります。
そして、サポート材を外す時に本体を壊してしまう可能性が高くなります。
今回は説明のためにサポート材を多めにしましたが、このことが仇となる可能性は十分あります。
ですが、このまま進めてみたいと思います。
保存SD上下?ボタンを押すとSDカードにデータが保存されます。
これでデータの準備が完了です。



ミニチュアを出力する
いよいよミニチュアを出力します。
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3Dプリンターの調整方法やセットの仕方はYouTubeで動画を公開している方が多くいますので、そちらを参照下さい。
ちなみに私はフィラメントホルダーが無いので、巻き芯にスティックのりを突っ込んで、購入時に梱包されていた段ボール箱を使っています。
スティックのりはステージから制作中のモデルが剥がれないように塗る必需品でもあります。
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ミディアム・サイズのミニチュアでも、出力に2~3時間かかります。
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出来上がりました。
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出来上がりはこうなっています。
これからサポート材を外します。
私はラジオペンチとデザインナイフを使っています。
皆さんも、くれぐれも手を怪我しないように気をつけて下さい。

しまった!
失敗しました。
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杖が折れてしまいました。
よくあることですが、がっかりです。
やはりサポート材の多さが仇となりました。
しょうがないので、再制作します。
よくあることです...。

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作り直しました。
完成です!
もう少し綺麗にバリを落として、いずれは塗装もしたいですね。

良い冒険を!

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