seven

未邦訳作品を私の拙い英語力で読んでみようという試みです。
トンネルズ&トロールズ完全版が日本で発売される前は、一部の同人活動の方々の作品の他はT&T関係の作品に触れたければ自分で海外の作品を手に入れてなんとか読むしかありませんでした。
私は英語が出来ませんが、執念と翻訳ソフトの力でなんとか何作品かを読みました。
最近日本ではトンネルズ&トロールズ作品の出版が順調に行われているので、一生懸命自分で翻訳していても、フライング・バッファロー社、特にケン・セント・アンドレの作品はすぐに邦訳版が出てしまうことが多いです。
せっかく自分で翻訳して遊べるようにしたのに、後からもっといい訳のものが発売される。
うれしいやら、悔しいやら、とにかくすごい時代になりました。
だから、最近はメジャーな作品は避けてマイナーな作品を攻めようと思っています。
ですが、今回は第1回という事でケンのこの作品です!

Huge Discounts on your Favorite RPGs @ DriveThruRPG.com

SEVEN CHALLENGES OF KARTEJAN


まず、題名が「7つの挑戦」は分かりますが、最後のは固有名詞でしょうか?
カルテジャン?
トンネルズ&トロールズ完全版のブック3のP37に載っていますね。
トロール神を崇拝する人間の都市の名前だそうです。
そしてなにやら障害物競走について書いてあります。
この作品はその障害物競走を扱ったものです。
なんだか面白そうですね。

導入部

導入部だけ私の訳したものを載せます。

カルテジャンは、女神の帝国の南にある、人口50,000人の人間の都市国家である。そこには都市が繁栄するのに必要なものが全て揃っている。河川の豊富な水、良い農作地、都市にとって最も大きい財産となる牛や馬の群れのための良い牧場、木材を得るためにあまり遠くない森、そして、大陸の一部の他の人間の都市国家との同盟。人間の住民は、平静に他の人間以外の種族と暮らさない、そして、人間でない者が都市の壁の中に入ることを許さない。人類、エルフ、そして、ドワーフの伝統的な味方も、カルテジャンで許されない。都市は、自身を「モンスター」から守るために、かなり大きな常備軍を維持する。 しかしながら、奇妙なことにカルテジャンの守護神はトロール神である。伝説によれば、都市を建設した最も初期の開拓者は、見知らぬ男性によってこの場所に導かれた。そして、その見知らぬ男はトロールに変身して、オークと戦い、打ち負かし、人々を守った。その最初の戦いの後も、人々が危険な状態にあった場合、その男はトロールに姿を変えて助けた。ケーン・アーシュは、長年人々の元に留まった。
しかし、ある日、彼の家は空となり、彼は消えていた。
しかし、カルテジャンの人々は、常に彼を忘れず、彼をトロール神と呼んだ。一部ではトロール神が今でも都市を見守っていると言われている。
都市はお飾りの公爵と、8人の立派な尊敬された市民からなる評議会に統治される。毎年、古い公爵は罷免される。そして、新任の公爵が油を塗られる。この公爵は、カルテジャンの競技会の勝者である。新任の公爵を選挙するために、毎年夏至の日に、都市は競技会を主催する。都市の魔術師達は遠見の石を通して行動を見張り、市民の娯楽のために競技場の壁に中継放送する。


多少日本語としておかしな部分はあると思いますが、目的は自分が楽しめるよう意味が分かればいいことなので、これくらいでいいんです。
だいたいわかっていただけたでしょうか?

内容

内容についてはネタバレになるので書けませんが、障害物競争で7つの試練をクリアして優勝し公爵になるお話です。
ソロ・アドベンチャーではなくシナリオですがプレーヤーは一人で障害物競争に挑みます。
複数のプレイヤーで遊ぶ場合はお互いがライバルという事になるのでしょうか?
作者がケン・セント・アンドレなので、どの試練も面白いアイデアが満載です。

入手方法

SEVEN CHALLENGES OF KARTEJANはこちらで購入できます。
DriveThruRRG(海外のページに飛びます)

いかがでしたでしょうか?
もしよかったら、あなたも7つの試練に挑戦してみては?