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T&Tアドベンチャーシリーズ2 死の女神の口づけです。
表題作の他、あのゲームブックの元祖という説もある名作「バッファロー・キャッスル」も収録されています。
その他に3本のシナリオも付いて、このシリーズの1に続いて今回も盛りだくさんな内容です。

掲載作品紹介

それでは各掲載作品を紹介しましょう。

バッファロー・キャッスル
その名の通り、「バッファロー・キャッスル」という名の城で冒険するソロ・アドベンチャーです。
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、今回が本邦初公開ではないです。
「ウォーロック」誌13号に掲載されていました。
ただ、私は「ウォーロック」誌を読み始めたのは17号からでしたので、リアルタイムではこれを見ていませんでした。
かなり何年も後になって英語版を手に入れた私は自力で訳して遊びました。
そういうわけで、私にとっても思い入れが深い作品です。
昔のは今回の掲載作品とは少し異なり、最初にバッファロー・キャッスルに行く依頼をされるシーンの無い物でした。
意外かもしれませんが、最初のソロ・アドベンチャーの作者はケン・セント・アンドレではなく、リック・ルーミスです。
彼はフライング・バッファロー社の経営者で、ケンたちが作ったトンネルズ&トロールズを気に入り商品化した人です。
ソロ・アドベンチャーとはTRPGが生まれたばかりの時代にT&Tを売り出すためのアイデアだったのですね。
リック・ルーミスがいなければトンネルズ&トロールズを私たちが手にすることが出来なかったかもしれません。

死の女神の口づけ
最長のソロ・アドベンチャーということですが、3本の作品を組み合わせた構成になっています。
ちょっと構成がおかしいのか、パラグラフの連結にエラッタがあるのではと思うくらい話の展開についていけない箇所も見受けられます。
それと能力値のインフレが起こるのでメガキャラクターが出来上がります。
お気に入りのキャラクターで挑戦すると、最後まで生き残ったとしても、もう別人のようになってしまい他で使えなくなるので注意してください。
いくらトンネルズ&トロールズだからといってもこれはやりすぎだと思います。
正直なところ、私はこの作品が好きではありません。
良いところを探しましょうか?
レロトラー様に会えるのはうれしいですね。
ただし、超絶劣化のババァ化していますが・・・。

良い冒険を!


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