領地経営の2回目はあなたの領地からの収入の源泉である領民について考えます。
前回の記事で思い出してほしいことはあなたの領民は100人であるということです。
これはモンスター!モンスター!付属のシナリオ「ウッズエッジ亭」の舞台ウッズエッジ村の登場人物より少し多いくらいです。
しかし、「ウッズエッジの亭」シナリオを読むとまだ他に農家がある設定のようですので、ウッズエッジ村より人口が少ないかもしれません。
今回、農村について考えるためにこの本を参考資料とします。(以下、参考資料と呼びます。)
この本は13世紀頃のイングランドにあるエルトンという村の記録から中世ヨーロッパの農村の暮らしを解き明かしていく内容です。
時代や場所によって農村の暮らしは様々に変化すると思いますが、ファンタジーTRPGの設定として参考にするにはちょうどいいのではないでしょうか。
これはモンスター!モンスター!付属のシナリオ「ウッズエッジ亭」の舞台ウッズエッジ村の登場人物より少し多いくらいです。
しかし、「ウッズエッジの亭」シナリオを読むとまだ他に農家がある設定のようですので、ウッズエッジ村より人口が少ないかもしれません。
今回、農村について考えるためにこの本を参考資料とします。(以下、参考資料と呼びます。)
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この本は13世紀頃のイングランドにあるエルトンという村の記録から中世ヨーロッパの農村の暮らしを解き明かしていく内容です。
時代や場所によって農村の暮らしは様々に変化すると思いますが、ファンタジーTRPGの設定として参考にするにはちょうどいいのではないでしょうか。
何世帯の家族なのか?
まず、領民100人といっても100人すべてが労働力ではありません。
その中には老人や病人、幼い子供も含まれています。
参考資料の第二章エルトン誕生P46で世帯主27万5000人に対して当時のイングランドの総人口を150万人から200万人と推定しています。
つまり、当時の一家族を5人~7人程度と見ていることになります。
あいだを取って6人として、家族の構成は世帯主、妻、4人の子供とか、子供の代わりに年老いた父や母が加わる感じでしょうか?
ウッズエッジに暮らす農民の家族もこれくらいの人数ですね。
領民100人を6で割ると16.7≒17家族があなたの領内に暮らしていることにしましょう。
ほんとに小さな村ですね。
この人たちはすべて保有農(自分の土地を耕す権利を持った農民)とします。
一家族はどれくらいの耕作地を持つのか?
その中には老人や病人、幼い子供も含まれています。
参考資料の第二章エルトン誕生P46で世帯主27万5000人に対して当時のイングランドの総人口を150万人から200万人と推定しています。
つまり、当時の一家族を5人~7人程度と見ていることになります。
あいだを取って6人として、家族の構成は世帯主、妻、4人の子供とか、子供の代わりに年老いた父や母が加わる感じでしょうか?
ウッズエッジに暮らす農民の家族もこれくらいの人数ですね。
領民100人を6で割ると16.7≒17家族があなたの領内に暮らしていることにしましょう。
ほんとに小さな村ですね。
この人たちはすべて保有農(自分の土地を耕す権利を持った農民)とします。
一家族はどれくらいの耕作地を持つのか?
それでは次に一家族がどれくらいの耕作地で働くのかを考えましょう。
参考資料の第二章エルトン誕生P48に「ヴァーゲート」という聞きなれない単位が出てきます。
「ヴァーゲート」とは「一家族が生活するのに必要な土地」という意味だそうです。
今の目的にピッタリな単位ですね。
ただ、1ヴァーゲートがどれくらいの土地の広さを表すのかは時代や場所によってさまざまだそうです。
ここではエルトン村と同じく1ヴァーゲート=24エーカーということにします。
ただ、1エーカーがどれくらいの土地の広さを・・・・(以下同文)。
ここでは参考資料にに倣って1エーカー=0.4ha(ヘクタール、1ha=0.01km2)とし、24エーカー=9.6haとします。
かなり広いですね。
この時代の農業は三圃制といって、耕作地を3つに分け、1つを休耕地あるいはクローバーが生えた家畜の放牧地とし、残りをそれぞれ春の作物と冬の作物を植える畑とします。
そして翌年になったらそれぞれローテションで交代します。
一家族当たりの労働力は世帯主とその妻、それと上の息子くらいであとはちょっと手伝えるくらいかと思いますが、その人数でこれだけの土地を機械も無しで農業作業するのは大変だと思います。
また、実際には半ヴァーゲートくらいあればカツカツで一家族が暮らすことができ、このレベルの家族も沢山いたようです。
ただし、この記事では分かりやすく1家族は1ヴァーゲートをもつとします。
ともかく、これであなたの領民の耕作地の面積が分かりました。
9.6ha×17家族=163.2ha=1.632km2です。
あなたの領地は全部で100km2ですから領地のわずか1.6%が耕作地です。
領民さえ増やせればまだまだ拡大できそうですね。
それとも普通にモンスターが闊歩し、その他にも人間よりも能力値が優れているうえに寿命も長いライバル種族が沢山いる世界ではこれが人類の限界なのでしょうか?
よくよく考えると、あの悲惨な世界に見えるゲーム・オブ・スローンズの世界よりも住みたくない世界ですね。
参考資料の第二章エルトン誕生P48に「ヴァーゲート」という聞きなれない単位が出てきます。
「ヴァーゲート」とは「一家族が生活するのに必要な土地」という意味だそうです。
今の目的にピッタリな単位ですね。
ただ、1ヴァーゲートがどれくらいの土地の広さを表すのかは時代や場所によってさまざまだそうです。
ここではエルトン村と同じく1ヴァーゲート=24エーカーということにします。
ただ、1エーカーがどれくらいの土地の広さを・・・・(以下同文)。
ここでは参考資料にに倣って1エーカー=0.4ha(ヘクタール、1ha=0.01km2)とし、24エーカー=9.6haとします。
かなり広いですね。
この時代の農業は三圃制といって、耕作地を3つに分け、1つを休耕地あるいはクローバーが生えた家畜の放牧地とし、残りをそれぞれ春の作物と冬の作物を植える畑とします。
そして翌年になったらそれぞれローテションで交代します。
一家族当たりの労働力は世帯主とその妻、それと上の息子くらいであとはちょっと手伝えるくらいかと思いますが、その人数でこれだけの土地を機械も無しで農業作業するのは大変だと思います。
また、実際には半ヴァーゲートくらいあればカツカツで一家族が暮らすことができ、このレベルの家族も沢山いたようです。
ただし、この記事では分かりやすく1家族は1ヴァーゲートをもつとします。
ともかく、これであなたの領民の耕作地の面積が分かりました。
9.6ha×17家族=163.2ha=1.632km2です。
あなたの領地は全部で100km2ですから領地のわずか1.6%が耕作地です。
領民さえ増やせればまだまだ拡大できそうですね。
それとも普通にモンスターが闊歩し、その他にも人間よりも能力値が優れているうえに寿命も長いライバル種族が沢山いる世界ではこれが人類の限界なのでしょうか?
よくよく考えると、あの悲惨な世界に見えるゲーム・オブ・スローンズの世界よりも住みたくない世界ですね。
次回はこの耕作地からどれくらいの収穫があるのかを考えたいと思います。
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